『人類は衰退しました』 [ライトノベル(少年・総合)]
本人があとがきに書いていますが、未成年が知ってはいけないような作品を過去に、主にPCゲームにおいて残してきた作者が、あらたな創作活動として挑戦したライトノベル。
意表を突くようなタイトルの一方、ストーリーは、妖精さんが人類の主流になり、我々旧人類が細々と生き延びている、そんな世界。最後の学校の卒業生となった主人公の少女は、故郷に帰り、妖精さんとの「調停官」になる。
が、陽気で遊び好きな妖精さん相手のこと、なかなか思うようにコミュニケーションをとることができず、思わぬハプニングが続出する。
うーん、竹本泉の妖精物が、雰囲気としては近いかな。
滅びつつある人類とか、そういう設定面では作者らしいダークなところもありますが、ストーリーや登場人物は明るくて暢気。
かなり意表をつかれましたが、とても面白く読めました。
★★★★★
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