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『恋のドレスと約束の手紙』 [ライトノベル(少女)]


恋のドレスと約束の手紙 (コバルト文庫 あ 16-21 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)

『恋のドレスと約束の手紙』 (コバルト文庫 あ 16-21 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)

  • 作者: 青木 祐子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/09/02
  • メディア: 文庫


ヴィクトリアン・ローズ・テーラーの13冊め、だそうです。
短編集2冊を含むとはいえ、13冊もやっていると、大概ワンパターン化して飽きてきそうだけれど、そんなことはないヴィクトリアン・ローズ・テーラーです。まあ、話の骨格はワンパターンというか変わらないのだけれど、しっかりした骨組みを元に、豊かなエピソードや思いがけない展開を盛り込んで、きちんと楽しめる作品になっているのがこのシリーズのいいところ。
今回は、テーマは文通です。まあそういう時代、そういうオトシゴロとはいえ、文通ですよ。「星の瞳のシルエット」もかくやというじれったさですよ。でも、それがまた、いい雰囲気を作ってます。
そういう表の部分だけでなく、闇のドレスの問題もじんわりと進行しており、こちらも目が離せなせい状況。
なんとも読者を引きつけるシリーズです。

★★★★

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