『侵略する少女と嘘の庭』 [ライトノベル(少年・総合)]
清水マリコの嘘シリーズ(?)3作目。
MF文庫の作品の中では、一番読み易く、分かり易いかな。
主人公は、幼馴染四人組で行動することが多いが、少女マンガのようなロマンチックなものではなく、ただ惰性でつるんでいるだけ。そんなある日、「運命の相手」を見つける占いで小細工してごまかすつもりが、学校の裏庭で、クラスの中山りあに行き合う。彼女は美少女だがクラスに馴染まず・・・
ある意味、普通のライトノベルなのかもしれないが、萌えとかそういうのではなく、どちらかというと古いコバルト・シリーズのような純朴な感じさえある。
MS(モビル・スーツ)のプラモ(いわゆるガンプラ)が出てきたりして、そのあたりはマニア心をくすぐる要素か。
シビアなネタも出してくるので、あなどらずに読むべし。
★★★
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