『つくもがみ貸します』 [本(その他)]
しゃばけシリーズの畠中恵が描く、もうひとつの江戸のあやかしと庶民の物語。損料屋(物貸し)の姉弟が、つくもがみのついた品物を貸し、彼らが貸出先で見聞きしたことを聞いて、事件や謎を解決する。
連作シリーズで、ひとつひとつの事件のほかに、実の姉弟ではない主人公二人と、彼らの前に現れた大店の息子・佐太郎の関係もひとつの大きなストーリーになっている。
しゃばけシリーズの方がいろいろとしっかりしていていいですが、同じような雰囲気が味わえるという点で、これもありかと。
★★★★
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