『花結びの娘』 [ライトノベル(少女)]
コバルト文庫で『月色光珠』のシリーズを書いている岡篠名桜の、シリーズ外の新作。
主人公の可也は、彼女にリボンを結んで貰うと願いが叶うとうわさされる女学生。級友たちの恋の願掛けに放課後ごとにつきあわされる。彼女は確かに「結び」に特殊な能力を持つ家系の生まれであったが、それも御維新で無用になったと思われていた・・・
上代、中世から続く特殊な家系、という設定はいろいろあるけれど、結ぶ、解く、断つ、とかくると、ちょっと嘘っぽさが・・・ まあ、それはそれでと目をつぶらないとお話しが成り立ちませんが。
また、時代設定と、登場人物の行動、ものの考え方がマッチしていないような気がして、どうも素直に読めません。読み手を選ぶ、かなあ。
★★★
コメント 0