『ツァラトゥストラへの階段』 [ライトノベル(少年・総合)]
『扉の外』の作者の新作。といっても、同じ世界というか舞台の話。
なんか、裏世界みたいなのが、現実の「人」を使ってゲームをする、『扉の外』はそのゲームに無理矢理放り込まれた高校生たちを、そのゲームの中身を描いていたけれど、これはその舞台設定も織り交ぜて書いている。
その分、ゲームそのものに加えて、そのゲームはなぜ、どういう風にプレイされているのか、というのが書かれて、深みが出ている。一方、ゲーム性みたいなのは薄まっていて、そこをよくなったととるか悪くなったととるかは、読む側の好みか。
ただ、ちょっと普通のライトノベルっぽくなったという意味では、ちょっと残念かな。
★★★
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