『モノケロスの魔杖は穿つ (2)』 [ライトノベル(少年・総合)]
シリーズ第2巻。
前作は、もっと読みにくかった気がしたのですが、これは比較的読み易かった。
登場人物は、誰も極端な人物像、行動パターンで、人間味溢れる、というわけにはいかないが、作者が描こうとしている人物像ははっきりしていて、そこは判りやすい。
また、主人公たちの置かれている状況が、前作である程度配置を終えて整理されたので、この話では説明不足で混乱するということはなかった。
登場人物の魅力とかそういう話ではないのはその通りで、そこを期待するならば不満の大きい作品だと思うが、世界設定やガジェットというのかな、そういうものはそこそこ面白く書けていると思う。多少、独り善がりだったり、不親切だったりする所はあるけどね。
★★★★
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