『ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫』 [ライトノベル(少年・総合)]
魔法が日常生活に溶け込んでいる世界を舞台に、魔法が不得意な主人公、ぼくと、その使い魔ジョン平の活躍を描く。ぼくは、魔法が苦手だが、この世界ではあまり注目されていない「科学」が好きで、化学室を借りて実験をしたりしている。
その化学室にある日行って見ると、見知らぬ女の子が。彼女は何者かに追われているというが・・・
魔法と化学を、現実とはやや逆の位置に置き、その世界体系の中で少年少女を描いて行く、まっとうなジュブナイルを展開していて、面白い。どこか、「魔法鍵師カルナ」を思わせる所があるかもしれない。あ、そう思うのはイラストのせいかな?
「ぼく」が高校生ということを今回再認識して、意外でした。なんとなく幼い感じがしていて、中学生だとなんとなく思っていました。
★★★★
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