『金魚奏』 [少女マンガ・レディース]
作者の初コミックス。
主人公の女子高校生が一目惚れしたのは、聴覚に障害のある大学生だった。彼は、身体で音を「感じ」られる和太鼓の奏者だった。
彼の弟が主人公の級友で、その仲介で主人公は彼に接近するが、彼はその障害ゆえに、人と距離を置くことを常としていた。
そんな二人の出会いと交流を4話かけて描いている。
正面切って描くのは難しそうなテーマだが、主人公の前向きな姿勢や、周囲の人のサポートで、障害が絶対的な壁ではなく、コミュニケーション上の制限というか高いハードルというか、そういう感じにおさまっているので、読んでいてつらい感じはない。
絵の感じとか、ストーリーの感じからは如何にもLaLa、という感じ。
そういう感じがすきなら、この作品も気に入るのではないでしょうか。
私は結構気に入りました。
★★★
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