『お留守バンシー〈2〉』 [ライトノベル(少年・総合)]
ご主人様から留守を預かったお城がボロボロになった前作に続き、この巻ではその修復工事に乗り出すバンシー・アリアだが、妙な完璧主義がいらぬトラブルを惹き起こし、・・・といった感じで、コミカルにストーリーが進んで行きます。
特別盛り上がるストーリーという訳ではありませんが、アリアに感情移入するとドキドキハラハラの展開で、スリルが味わえます。冷静に他人の目でみると、ちょっと違った状況が見えてきてしまいますが、ここは、アリアの視点で読むのが面白い。
嘘に嘘を重ね、勘違いに誤解を重ねる。こうなると、もう大変。
さて次にはどんなトラブルが!?
この巻はこの巻で面白かったですが、この調子で巻を重ねると、飽きられるのも早いかも。次にどんな展開を見せるかが作者の腕の見せ所、かな。
★★★
コメント 0