『消滅する言語―人類の知的遺産をいかに守るか』 [本(その他)]
話者がいなくなり、消滅して行く言語を、その理由を探り、言語の消滅はなぜ人類にとって損失で、どうやって消滅を食い止めるか、ということを論じている。
著者は、二言語の使用をすすめるが、母語と共通語(たとえばゲール語と英語、アイヌ語と日本語)、という二言語をマスターするのは、単一言語のみを使用することに比べて負担があるのは事実だろう。もちろん、当たり前に多言語を使い分ける人々もいるそうなので、環境や程度にもよるのだろうけれど・・・
著者の論を鵜呑みにはできない。
★★★
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