SSブログ

『老ヴォールの惑星』 [本(その他)]

老ヴォールの惑星

『老ヴォールの惑星』

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/08/09
  • メディア: 文庫

SFらしさ満載、ですね。
投宮刑という刑罰(?)をモチーフにした、ミノタウロス伝説を連想させる『ギャルナフカの迷宮』と、事故で、ある未開の惑星の広大な海(というか、海しかない)を漂う男を描く『漂った男』は、特に小川一水らしさを強く感じた。

表題作『老ヴォールの惑星』は、ホット・ジュピターの知性体を描く、ちょっと異色な作品。SFとしては全然異色でもなんでもないが、小川一水の既刊本からすると、こういうのはちょっと予想外だろう。

『幸せになる箱庭』は、また別の意味でSFらしい作品。結末をどう取るかというのは、人の好みもあるだろうが、私は釈然としないながらも、その部分まで含めて、SFらしさを感じた。

★★★★

にほんブログ村 本ブログへ


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。