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『魔性の子 十二国記』 [本(その他)]


魔性の子 十二国記 (新潮文庫)

魔性の子 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者: 小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/06/27
  • メディア: 文庫


小野不由美先生の十二国記、新潮文庫から再刊ということで、その最初の1冊、「魔性の子」を読みました。

この本の位置づけやら来歴やらはいろんなところで紹介されているので、それはもういいでしょう。

今回、新版で再読して感じたのは、ホラーというよりファンタジーらしさ。後の十二国記のいろいろを読んでいるからでしょうが、十二国記の世界の裏づけあってのいろいろな妖魔や麒麟の登場、あるいはその考え方や行動があり、ファンタジーとしてしっかりしているというのが感じられました。
ホラー的要素も、怪物が出てくるという要素よりは、人の心の裏を暴く、みたいなところもあり、残酷なファンタジーのように思えます。

既刊を再刊した上で、新刊も出るとの話ですが、ちゃんと出るのかなあ。一気に完結まで持っていかないかなあ、などと思っています。

★★★★★

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『「関係の空気」 「場の空気」』 [本(その他)]


「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

  • 作者: 冷泉 彰彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: 新書


筆者の近著『「上から目線」の時代』をなかなか興味深く読めたので、同じ講談社現代新書前著を読みました。
帯に「なぜ上司と部下は話が通じないのか」と書かれており、空気が支配する日本の現代を分析し、日本語の発話によりどのように空気が形成されるか、そして、1対1の「関係の空気」と1対多の「場の空気」の違いを導き出す。
最後に、「省略せずにちゃんと語ること」「です、ますで語り会話の対等性を取り戻そう」「ビジネス社会の日本語を見直そう」「美しい日本語探しをやめよう」と提案する。そうすることにより、日本語による関係性が正常化すると言うのである。

興味深い分析と提案であるが、2006年の著作であり、3・11以降の状況を踏まえた近著に比べると、当然ながら、「今」の状況に追いついていない感がある。

★★★

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「上から目線」の時代 (講談社現代新書)

「上から目線」の時代 (講談社現代新書)

  • 作者: 冷泉 彰彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/01/18
  • メディア: 新書



【関連記事】
『「上から目線」の時代』
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『「上から目線」の時代』 [本(その他)]


「上から目線」の時代 (講談社現代新書)

「上から目線」の時代 (講談社現代新書)

  • 作者: 冷泉 彰彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/01/18
  • メディア: 新書


Newsweekのコラムが面白いので、筆者の最近の著書を手に取りました。
今の日本を覆う空気を、「上から目線」というキーワードを元に、「上から目線」というのはどういう構造なのか、そしてそれはどのような問題を引き起こすのかを解きほぐしていく。
こういう本は、場合によっては筆者の勝手な思いで話を展開して、説得力がなかったりするのだが、この筆者の場合は、事実や仮定とその裏づけや反証を丁寧に挙げていって、説得力がある。そして、今の時代に必要な、対等な関係での会話と、その対等な会話を成り立たせるための話し方の方法を説く。

ただ、「上から目線」という言葉から受ける印象は、私の場合、筆者のそれと若干ずれがあるように感じて、そこは違和感が残った。とはいえ、筆者が「上から目線」と呼ぶものは確かにあるし、それについて本書で展開している話は的を射ていると思う。

★★★★

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『手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント』 [本(その他)]


手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント

手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント

  • 作者: 舘神 龍彦
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2011/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


あの手帳がいいとかこの手帳がいい、とかから一歩進んで、自分専用に手帳をカスタマイズするための本。
同様の内容はいろんなところでTIPSが紹介されていますが、こうやってまとまるといいかなあ、と読みました。
正直なところ、私自身がすぐに取り入れたいような内容はあまりありませんでしたが、考え方は整理されていて参考になります。
あと、巻末に、手帳の「機能」をどういうツールでどう使うかを整理する表とそのサンプルが載っていて、これが役立ちそう。まだやっていませんが、自分でも整理してみたいと思います。

<機能>   <ツール>         <習慣>
スケジュール フランクリンプランナー フランクリンプランナーをマスターにして、職場のOutlookの予定表に転記する。
気になった情報 Evernote とにかくEvernoteに放り込む。

みたいな感じですね。こうすると、自分の手帳や情報整理の基本が整理できそうです。

★★★

【関連記事】
『図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術』
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『アイスクリン強し』 [本(その他)]


アイスクリン強し (講談社文庫)

アイスクリン強し (講談社文庫)

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/12/15
  • メディア: 文庫


しゃばけシリーズの畠中恵が明治の世の洋菓子屋と、その仲間の元幕臣の警官たち「若様組」の起こす騒動を描く物語。
その当時の世事風俗を丁寧に織り込みつつ描いているのは、しゃばけなどの江戸物でも十分に発揮していると思いますが、時代的なものか、私は北村薫のベッキーさんシリーズを思い起こしました。最近、3作目「鷺と雪」を読んだせいかもしれません。
当時の様子をうまく描いているし、うだつの上がらない(といっていいでしょう)元幕臣の若者たちという登場人物もユニークで、面白い。時間的にはこれより前を描く「若様組まいる」という作品も出ているそうなので、文庫化を待ちましょう。

★★★

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しゃばけ (新潮文庫)

しゃばけ (新潮文庫)

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 文庫



鷺と雪 (文春文庫)

鷺と雪 (文春文庫)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/10/07
  • メディア: 文庫



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『ころころろ』 [本(その他)]


ころころろ (新潮文庫)

ころころろ (新潮文庫)

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/11/28
  • メディア: 文庫


しゃばけシリーズ、第8弾文庫化・・・って、昨秋ですが。
相変わらず、病気や妖関係のトラブルに巻き込まれがちな若旦那ですが、今回は失明の憂き目に。鍵はどうやら神様が握っているようで・・・

安定のシリーズで、楽しく読めます。じっくりと進んでほしいですね。

★★★★

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【関連記事】
しゃばけシリーズ他

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『ぶたぶたさん』『ぶたぶたは見た』 [本(その他)]


ぶたぶたさん (光文社文庫)

ぶたぶたさん (光文社文庫)

  • 作者: 矢崎 存美
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/08/10
  • メディア: 文庫



ぶたぶたは見た (光文社文庫)

ぶたぶたは見た (光文社文庫)

  • 作者: 矢崎 存美
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/12/08
  • メディア: 文庫


ぶたぶた、ここ数年、年末恒例行事だったような気がするのですが、昨年は夏に出て年末にも出るというハイペース。ファンとしては嬉しいプレゼントでした。

「ぶたぶたさん」は、非常にぶたぶたらしい、短編集。そして、「ぶたぶたは見た」はそのタイトルから想像されるように、家政夫ぶたぶたと、事故に遭いぶたぶたに家事を依頼することになった主婦の、その事故への疑惑、そしてその家族のまわりに垣間見える怪しい影は・・・!?
というわけで、探偵役もぶたぶたが担う長編です。

ぶたぶたは、どこからよんでもOKな話なので、シリーズの途中だからなどと気にせずに、どこからでも手にとってほしい。

★★★★

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【関連記事】
ぶたぶたシリーズ~『ぶたぶた日記』他
『ぶたぶたのいる場所』
『夏の日のぶたぶた』
『クリスマスのぶたぶた』
『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』
『訪問者ぶたぶた』
『再びのぶたぶた』
『キッチンぶたぶた』
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『図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術』 [本(その他)]


図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術

図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリパプリッシング
  • 発売日: 2010/01/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


タイトルの通り、ファイリング、手帳(スケジュール管理)、ノート(記録など)に関するノウハウ本。
まあまあ、常識的なことも含めていろんなノウハウが紹介しており、役に立つ人は立つんじゃないでしょうか。
ただ、環境、条件が違うと難しいことや、単なるひとつのテクニックであって、応用がしにくいような断片もあったりして、あくまでノウハウ集、という感じ。

★★

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『プログラマが知るべき97のこと』 [本(その他)]


プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2010/12/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


IT系出版物の有力出版元、オライリーから出ている、本書。
いろいろな「知るべきこと」がいろいろな筆者の手によって書かれている。それによる内容の幅の広さもこの本の特徴であろう。
IT技術者の哲学とでもいうべきことから、大事だけれどもついつい忘れがちなこと、気づきにくいことなど、タイトルにふさわしいいろいろな内容が、2ページ程度ずつ、97本と、日本語版オリジナルの内容として、日本人筆者による10本の書下ろしが収録されています。
ノウハウ本として読むと言うより、経験あるプログラマとして成長したい時に読む本ではないでしょうか。

今は同じシリーズの「ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと」をぼちぼち読んでいます。

★★★★

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ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2009/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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『陽だまりの彼女』 [本(その他)]


陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

  • 作者: 越谷 オサム
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/05/28
  • メディア: 文庫


本屋で、お薦めの恋愛小説というようなPOPでPUSHされていたのと、カバー絵(西島大介)になんとなく惹かれて、手に取りました。
結論を言えば正解だった。

久しぶりに出会った幼なじみの女性は、かつての彼女とは随分と変わっていた。勉強ができず常識も少し足りないような女の子だった彼女が、準大手ランジェリーメーカーの正社員として、広告代理店の営業の僕の前に現れたのだ。そのあまりの変貌振りに驚かされつつ、僕は彼女へ気持ちを傾けていった。

ある意味ベタベタな恋愛モノのような展開で始まったストーリーは、とんとん拍子に話が進み、過去のエピソードを挟みつつ、ふたりの仲は進展し、結婚する。が、その早すぎる展開自体がこの物語のひとつのキー。
幸せな結婚生活の中、僕は、彼女の謎の行動を知る。そして・・・

結末まで読んで、ちょっとずるい、と思った。そこでファンタジーを出すか、と。
でもねー、そういうずるさも含めてよくできてるんだよねぇ。引き込まれるお話になってるんだ。

★★★★

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