『犯人は夜須礼ありす』 [ライトノベル(少年・総合)]
「モノケロスの魔杖は穿つ」「Χの魔王」の伊都工平が贈る、学園サスペンス、てなとこでしょうか。
主人公・悠木葦人は、自宅の前でクラスメイトの少女を拾う。おとなしいクラスメイトの彼女は、同級生を殺害して逃亡しているところだった。
高圧的、かつ暴力的に葦人を脅す少女・夜須礼ありす。彼女を匿うことになった葦人だが、彼女が殺人を犯したとは信じられず、事件を調べ始める。しかし、調べるにつれ、事件の様相は二転三転するのだった。
私はこの作者、結構好きなんですが、一般受けはしないだろうなぁ。
キャラクターに語らせるのではなく、理知的に話を組み立てている感じがして、そういう意味では、萌えとかそういう概念が重視されるライトノベルには向いていないのかもしれない。でも、だからこその面白さもあって、いいんですよね。
ファンタジーな「Χの魔王」の続きも読みたいが、こちらはこちらで続きが読みたい。
★★★★
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